アイアンガーヨガは

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アイアンガーヨガは・・・

それは、「大地」と「水」の関係とよく似ています

身体の中を巡る血液、アイアンガーヨガの世界では、しばしば大地を潤す水に例えられます。もし雨が降らなくなって、あるいは何かによって水がせき止められると、土地は乾き、たちまち干ばつや飢饉に見舞われます。
人間の身体も大地とよく似た仕組みだとヨガを通じて感じます。
体内の血液が正しく循環する・・・・生きて行くには不可欠でありながら、それを目で確かめるというのは難しいことです。


「健康」という奇跡

このように考えると、健康は、身体のバランス、心のバランス、そしてその両方のバランスが生み出す“奇跡”とも考えられます。これらを感謝とともに実感して行く働きがアイアンガーヨガにはあります。
アサナ(ポーズ)の指導を行う時に、しばしば“意識”という言葉を使います。例えば、身体の中心に意識をおいてください・・・・とか、脳に意識を持って行ってください・・・というふうにです。本来目には見えないものですが、それでも意識をおいて練習することで、身体の中で無意識に働いてくれているものにも意識が広がって行きます。

アイアンガーヨガの特徴

120201-13.TIFアイアンガーヨガの基本は、正しいポージングです。それは形だったり、動作だったりしますが、それが正しく行われることがとても大切です。
さらに、「水平」「垂直」「平行」がきちんと正確に行われているかという“整合性”、それらを行う“順番”、“タイミング”、そして、そのポーズをとるための“道具の使用”、これらがアイアンガーヨガの大切な基本となります。
ただ動作をまねればいい、同じようなポーズをとってみればいいというのではなく、正しい順番で、正しい動作やポーズをきちんと学ぶことがヨガを自分のものにして行く近道でもあります。


それは、身体と心が教えてくれる

アイアンガーヨガのポーズにどんな効果があるのか・・・・・皆さんとても興味を持つし、早くその効果が現れてほしいと望みます。
確かに、肩こりにいいとか、リラックス効果があるとか、その効果は数えきれません。アイアンガーヨガ自体決して難しいものではありませんし、誰でも簡単に行えますが、やはり大切なのは基本です。順を追って、正しい形で総合的に行うことが、結果として“効果”への早道です。そして、その効果を自分自身の身体と心で実感できます。

B.K.S.アイアンガ―師によって始められました

DSCF8191.JPG アイアンガーヨガの名称は、創始者B.K.S.アイアンガ―の名前から取ったものです。いろんな病気を抱えていたアイアンガ―師は、“現代ヨガの父”といわれているクリシュナマチャリアのもとで修業。次第に病状が改善し、やがて完治します。
そこから研究、修業を重ねて行くうちに、アイアンガーヨガのシステムが確立されて行きました。そして、著書『ハタヨガの真髄』が世界的な大ベストセラーとなり、世界中でこのヨガを学び、練習する人たちが増えて行き、アイアンガーヨガは、ヨガを代表する流派の一つになったのです。
2004年、当時86才だったアイアンガー師は、アメリカ『TIME』誌の「世界で最も影響のある100人」に選ばれています。

講師もまた生徒です


アイアンガーヨガを教えるためには、アイアンガ―協会の資格がなくてはなりません。講師は常に、そして誰にでも、正しいアサナ(ポーズ)のテクニックを教えられるのかどうか、講師としての資質を問われ続けます。教える身であっても、教えられる身であり続けるのです。


*参考資料
・『tree of yoga』
日本アイアンガーヨガ協会LinkIcon
・日本アイアンガーヨガ協会ニュース